アニメーション映画『ふりふら』島﨑信長さんが青春を語る!「僕もBUMP OF CHICKENさんの曲をバックに走りたい」【インタビュー後編】
Saturday 12:00

『ふりふら』がもたらした縁
アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
アフレコってマイク前で演技するときだけじゃなくて、良いコミュニケーションを取って、良い関係性でリラックスした中で演技した方が、良いパフォーマンスが出るんです。
みんなとっても気遣い屋さんで、現場での雰囲気づくりに気を遣っている僕たち先輩3人だったので、自分で言うのも何なんですけど、鈴木さんに対してはみんな兄&姉のような感じでしたね(笑)。特に潘さんはお姉ちゃん感が強かったですね。
みんなとっても仲良くリラックスして、でも集中するところは集中して、というアットホームな現場でした。
共演者の方々との裏話やエピソードがあれば教えて下さい。
まさに今日、このインタビューを受ける前に、別現場で潘さんとすれ違ったんですよ。ちょうど試写を見た感想とかをずっと話したいと思ってたんですけど、そのときはその現場の作品のことしか考えていなかったので、すっかり忘れてて。
「お疲れ様でした」って現場を出てちょっと歩いた後に、「このあとふりふらじゃん!」てハッと思い出して、バッと現場に戻った僕の第一声が、「すみません!潘さん5分だけ貸してください!」だったんですけど(笑)。
潘さんはちょうど別の役者さんとお話されてて、そこに入って「貸してください!」っていう、なんかちょっとドラマとかアニメみたいなこの台詞に関して1いじり2いじりあったんですけども(笑)、無事2人で「試写見ましたよね?」って5分程お話をさせていただきました。
試写もソーシャルディスタンスに気を遣って行われたので、なかなか役者同士で感想を話せる時間がなかったんです。収録も人数ごとに区切ったり一緒のシーンの人のみで録ったりで、共演していてもなかなか一緒に収録出来ず、他の役者さんに会う機会も減ったりしていて。
そんな中で、この後『ふりふら』のことを話すっていう直前のタイミングでお会い出来たから、本当に嬉しかったです。
そのとき潘さんが話されていた中で、「こうなって欲しいなって思ったり行動したりすると、縁が巡ってきて本当にそういうことが起こるんだな」という話が印象的でした。僕もこの後『ふりふら』のインタビューだし、誰かと話したいなって思っていたらちょうど潘さんに会えたので、なんか縁を感じましたね。
咲坂先生とお話して、印象に残っていることはありますか?
咲坂先生には収録に来ていただいたこともありますし、壮馬くんと3人で対談させていただいたりもしましたね。僕の印象なんですけど、咲坂先生って、「アニメーションはアニメーションでよろしくお願いします」っていう立ち位置で関わられる方なのかなって思っていて。
「こうしてくださいね」っていう指示や要望ではなくて、お互い感想を言ったり、「理央も由奈ちゃんのこと意識しだしたら急に照れてさ〜!」「和臣ね〜一見分かりづらいんだよねあの子ね〜!」って、親戚の子の話をみんなでしてた感じでした(笑)。
先生はこんなにすごい作品をいっぱい生み出していながらも、いつもとても丁寧で真摯な印象を受ける方。そしてフラットな考え方でいろんな人生経験を積んでいるからこそ、こうしていいものを作り続けられるんだなと思いました。
最後に、島﨑さんイチオシのぜひ注目してほしいシーンを教えてください。
僕個人としては理央と吾妻のシーンが好きなんですけど、注目していただきたいのはやっぱり、BUMP OF CHICKENさんの「リボン」がかかる理央と由奈ちゃんのシーンですね!ぜひみなさんに見て、そしてグラビティを感じてほしいなと思います。
どの質問にもひとつひとつ真摯に、そして朗らかにお答えいただき、島﨑さんの温かい人柄がとってもよく伝わるインタビューでした♪
アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は、9月18日(金)より公開中です!
ぜひ、ピュアとリアルの間で揺れる等身大の高校生たちの青春と恋愛ストーリーを楽しんでくださいね!
作品概要
アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』
【公開日】
2020年9月18日(金)
【スタッフ】
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:黒柳トシマサ
キャラクターデザイン:山下祐
脚本:吉田恵里香
美術監督:平間由香
色彩設計:安部なぎさ
CG ディレクター:野間裕介
撮影監督:岡﨑正春
編集:三嶋章紀
音楽:野見祐二
音響監督:長崎行男
アニメーション制作:A-1 Pictures
製作:アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会
配給:東宝
【キャスト】
斉藤壮馬
潘めぐみ
鈴木毬花
井上喜久子
田中秀幸
久川綾
井上和彦
堀江瞬
佐倉綾音 ほか
※敬称略
© 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会
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