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彼らの関係は複雑で美しい。文豪同士の友情の逸話を紹介するエッセイ集「文豪たちの友情」が発売

2018年 04月15日
Sunday 19:00
彼らの関係は複雑で美しい。文豪同士の友情の逸話を紹介するエッセイ集「文豪たちの友情」が発売

佐藤春夫と堀口大學は仲良しすぎて男色関係を疑われた?室生犀星と萩原朔太郎の出会いは最悪だった?国木田独歩と田山花袋は同居していてもケンカばかり?

 

面白レーベル立東舎より、日本の文豪同士の友情を追ったエッセイ集『文豪たちの友情』(著:石井千湖)が発売となりました。

 

 

最近再び注目を集めている文豪たち。文学で成功してやろうとがんばっていた若き日の彼らは、本当はどういう人たちだったのでしょうか?文豪同士の友情にまつわる逸話を紹介しながら、彼らの人生と作品に迫ります。

 

第一章は自他ともに認める「ニコイチ」、第二章は若くして亡くなった文豪を取り巻く人間関係、第三章は絶交のあと和解するなど、一筋縄ではいかない二人の複雑な関係を取り上げています。

 

全13組の文豪たちの「友情の履歴書」を、ぜひ味わってみて下さい。文豪がテーマのマンガやゲームの元ネタもわかりますよ。

 

 

目次

 

第一章 永遠のニコイチ 自他ともに認める親友

 

佐藤春夫と堀口大學
「好き友」の条件/南の怠け者と北の美少年/男色関係と疑われる/恋人よりも友のなつかし/永く相おもふ/また会う日あらば

 

室生犀星と萩原朔太郎

「二魂一體」の親友/第一印象は最悪!/私の恋人が二人できました/芥川との三角関係?/中央亭騒動事件/死んだきみのはらがへる

 

志賀直哉と武者小路実篤
「友達耽溺」の人/相合傘で語り合った日/『白樺』創刊のころ/君も僕も独立人

 

川端康成と横光利一
葬式の名人/えらい男だから友達になれ/地球の人間にあらず/新婚旅行に誘われる/美しい手の記憶

 

コラム 旧制高校とは何か

 

 

第二章 早すぎる別れ 夭逝した文豪と友人たち

 

正岡子規と夏目漱石
お山の大将の「畏友」/「子規」と「漱石」の誕生/鳴くならば満月になけ/「愚陀仏庵」の同居生活/僕はもうダメになってしまった

 

石川啄木と金田一京助
驚きの「借金メモ」/天才詩人の挫折と流浪/世界に唯一人の金田一君/ローマ字日記と春の圧迫/最期の言葉

 

国木田独歩と田山花袋
文学史を変えた友情/丘の上の家のライスカレー/日光のKとT/新しい文学の時代の到来/花袋は余の親友なり

 

芥川龍之介と菊池寛
美人と炭団/漱石との出会いと別れ/パンツを貸した男/田端の王様/『文藝春秋』創刊/ぼんやりとした不安

 

太宰治と坂口安吾
「生れて、すみません」の秘密/初めての心中/恍惚と不安の時代/放屁なさいました/無頼派の不良少年たち

 

梶井基次郎と三好達治
永久に滅びない本/月夜の雄叫び/「青空」創刊のころ/魂の秘密な隠れ家/薔薇の花ほど血を吐いて

 

コラム 文壇ケンカ事件簿

 

 

第三章 愛憎入り交じる関係 ケンカするほど仲が良い二人

 

泉鏡花と徳田秋聲
対岸の二人/紅葉先生の玄関番/カラスもつつかない青い柿/十千万堂塾の共同生活/火鉢を跳び越して/和解のあと

 

中原中也と小林秀雄
僕達が見て来たあの悪夢/京都のダダさん/悪夢のはじまり/口惜しき人の生活/おたんこなすの顔/モモノハナ、海棠の花

 

谷崎潤一郎と佐藤春夫
芥川が嫉妬した友情/探偵か王様か小説家か/原稿用紙二十枚分の恋文/延長戦は詩と小説で/細君譲渡事件

 

コラム 孫が語る谷崎潤一郎と佐藤春夫

 

 

 

書誌情報

書籍『文豪たちの友情』
著者:石井千湖/イラスト:鈴木次郎、ミキワカコ
定価:(本体1,500円+税)
発売:2018年4月13日

 


▼購入はこちら

https://amzn.to/2Hy5GNh


 

 

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  • 名無しさん 0

    面白そう!こういうのわかり易くて良さそう!

  • 名無しさん 0

    内容も面白そうだし、イラストもどこかで見たことがあるような…と思ったらすずじろ先生じゃないですか!

  • 名無しさん 0

    文豪たちのエピソードもだけど、旧制高校のコラムにものすごく興味引かれる・・・

  • 名無しさん 0

    文アルキャラで余裕に変換可能だわww

  • 名無しさん 0

    それぞれの文豪ごとに楽しいエピソードがていねいに紹介されていて面白かったです。パンツの貸し借りには笑っちゃいました。

  • 名無しさん 0

    広くさらっと読む分にはいいかな、初心者さん向け
    文豪が流行ってるからなのか2人の友情に関係あるか?って文豪のエピソード入れてたのはそういう層意識して便乗してるのかと思って少し残念だった

    • 名無しさん 0

      この手の本いくつか出てるけど、そもそも文豪関係の割と有名な逸話でさえ、調べていくと元ネタらしきものが微妙ってことも多々あるからなー
      この本に出て来る組み合わせじゃないけど、片方は幼馴染でって言ってるのにもう片方はその頃面識なんて無かったなんて書き残してあることさえある
      まあだから、この手の本は話半分程度に思って読む方が良いと思う

  • 名無しさん 0

    これ結構面白かったので買って良かったです(^^)それぞれの参考文献(全集とか)読んでみたくなりました。
    興味がある先生や好きな先生がラインナップにいらっしゃるなら是非…!

  • 名無しさん 0

    にじめんさん、本の紹介をする場合は表紙写真意外は版元の許可が必要かと思います。試し読みとして版元が公開しているページであれば別ですが、中ページをコピーしての無断転載は著作権違反では? せっかくの紹介記事なので、ご配慮された方がいいかと思います。すでに許可を得られておられましたら、勝手な進言で申し訳ありません。

    • 名無しさん 0

      訂正・意外×、以外〇です。失礼しました。

  • 名無しさん 0

    この手の本はネタとして読んだ方が良いとは思うけど文豪の人間関係って面白いんだよね。本人達の書いたのを読むのオススメ!たとえばちくま文庫からでてる内田百けんの「私の『漱石』と『龍之介』」とか。

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