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「スパイファミリー」プロが見て震えてしまった超絶技巧とは…！？技術・画力を備えた最強のホームコメディ「SPY×FAMILY」に注目

2021年 04月22日
Thursday 12:55

2019年3月より集英社のマンガ雑誌アプリ「少年ジャンプ+」にて連載中の「SPY×FAMILY（スパイファミリー）」。

連載開始時から評判もよく「SPY×FAMILY」を読んだことがなくても、名前を知っている人は「面白いらしい」「人気がある」という認識をもっている人がほとんどだと思います。

そんな「SPY×FAMILY」の面白さを漫画家視点で解説してくれているツイートが話題になっています！

漫画家さんが見て震えてしまった超絶技巧とは…！？

注目されているのは、圧倒的な「徹底された省略」「情報整理力」で、話題となっているツイートは森泉岳土先生のものです。

「SPY×FAMILY」、マンガがうまくて気絶しそうになる。見てよ。たった2コマで
①急に妙なこと言う
②立ち上がる
③当然おどろく主人公たち「！」
④お暇を告げる
⑤外は雨
⑥引き留めようとする「雨が…」
⑦それでも帰る（ドアが閉まる）
を提示している。2コマだよ？　すごいなあこの情報整理。 pic.twitter.com/ch0eyujlJc

— 森泉岳土＠『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) April 20, 2021

あとたとえばこれだけで「文字を書いている」と分かる。ペンも紙もまったく絵に入ってないのに。すごいなあ。こういう省略がすごいお上手なのでパパっと勢いよくドラマが進んでいく。震えながら読んでおります。 pic.twitter.com/IQ1DcwSoHA

— 森泉岳土＠『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) April 20, 2021

1つ目のツイートで紹介されている2コマを見て「情報量多いな」とは思わないけど、そこから得られる情報を書き出してみると、想像以上の情報が盛り込まれていることがわかります。

「SPY×FAMILY」において、コマに含まれるオノマトペ（擬音）やちょっとした手書きのセリフなどすべてが、”おまけ”や”ついで”ではなく、立派な”構成”で必要なパーツだということですね。

これらの技法があるから、サクサクとテンポよく物語が展開していくなかでも置いてけぼりにならず、ストーリーや情報を理解した上で物語についていくことができるのかもしれません。

ただ面白い漫画だなあ、って読んでるものを上手に言語化して解説されててプロって凄いなあと感心する。知らず知らずに面白いなあって読んでる裏ではこういう努力やテクニックが隠されてるんだなあ。良いツイート拝見した。 https://t.co/7DzCBcBj32

— Ryou2win (@ryou2win) April 21, 2021