映画「パプリカ」が映画天国で放送決定！「何度見ても名作」「地上波放送うれしすぎる！」

今敏監督によるアニメーション映画「パプリカ」が、2022年1月31日(月)26時9分から日本テレビ「映画天国」で放送されます（※関東ローカル放送）。

本作は2010年に亡くなった今敏監督の最後の映画作品で、公開から15年以上が経った今でも多くの人に愛される名作です。

最終更新：2022年1月31日(月) 原作者・筒井康隆先生、時田浩作役・古谷 徹さんコメントを追記

豪華声優陣出演の「パプリカ」日テレで放送！

2006年に公開された「パプリカ」は、「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」などを手がけた今敏監督の最後の映画作品です。

本作は世界3大映画祭と呼ばれるベルリン、カンヌ、ベネチアで一般映画に混じったオフィシャルコンペティションへ出品されましたが、その関門を突破できたのは、当時の日本アニメの監督では宮崎駿監督、押井守監督と今敏監督の3人しかいなかったほど…！

受賞こそ叶いませんでしたが、出品されることのハードルがとても高い賞であることからも、今敏監督の才能や力量がうかがえます。

本作は筒井康隆先生の同名小説を原作とし、夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵・パプリカの活躍が描かれる物語です。

主人公のパプリカおよび千葉敦子役は林原めぐみさんで、そのほか古谷徹さん、山寺宏一さん、大塚明夫さんら豪華声優陣が多数出演！

▲「パプリカ」夢探偵・パプリカ（CV：林原めぐみさん）

▲「パプリカ」千葉敦子（CV：林原めぐみさん）

キャラクターデザイン・作画監督は「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」でも作画監督をつとめ、初監督作「鹿の王 ユナと約束の旅」の公開を2月に控えている安藤雅司さんです。

時を経ても色褪せない物語と美しいアニメーション、豪華声優陣の演技をぜひ堪能してみてください。

本発表を受け、SNSでは「何度見ても名作」「めっちゃ楽しみ！」「地上波放送うれしすぎる！」「パプリカはいいぞ」などの声が上がりました。

キャラクターデザイン・作画監督：安藤雅司さんコメント

今さんとお仕事をご一緒出来たことは自分にとって大きな財産となっています。

緻密で情報量に溢れるアイデアに満ちた画面、巧みで大胆なカット割り、ドライながらも機知に富んだ台詞で魅せる多面的な人間描写。

それらを合理的で効率的にかつ最大限効果的な手法を駆使して実現させる手腕。

様々な面で”今敏”という類い稀なる大きな才能に触れ、己れの不甲斐なさを恨み猛省させられました。

もし仮に今さんがまだご存命だとしたら、明らかに今のアニメーション界はもっと豊かなものに映ったであろうと強く確信します。

原作者・筒井康隆先生、時田浩作役・古谷 徹さんもTwitterにてコメント！

原作者・筒井康隆先生

上記ツイートにあるように、筒井康隆先生・今敏 監督のお2人も本作の声優として出演されているという豪華さ…！

今となっては叶わないことですので、その貴重さとクリエイターとしてのお2人の声がどう作品に反映されているのか、改めて味わいたいですね。

時田浩作役・古谷 徹さん

「パプリカ」ってどんな作品？あらすじを紹介！

精神医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジーDCミニが盗まれた。

それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、極秘のセラピーを行うため、性格も容姿もまったく別人の夢探偵パプリカに姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。

しかし、狂ったイメージに汚染された夢の中では、おぞましい罠がパプリカを待ち受けていた…。