「文スト」キャラクター一覧｜アニメ声優・異能力・組織などを紹介

芥川龍之介や太宰治などの文豪たちがキャラクター化し、奇怪千万の文豪異能力バトルを繰り広げるアクション漫画「文豪ストレイドッグス（文スト）」。

本作に登場するキャラクターたちを一覧にまとめました！

キャラクターの基本的なプロフィールやアニメ声優・舞台俳優に加え、異能力などについてもまとめていますのでぜひ参考にしてください。

※本記事は、アニメシリーズ第3シーズンまでの情報を掲載しています。

第3シーズンまでの内容ははネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。

◎武装探偵社（ぶそうたんていしゃ）

軍や警察が解決できない危険な依頼を専門にする、特殊異能集団です。

「昼の世界と夜の世界、その間を取り仕切る薄暮（はくぼ）の武装集団」とも呼ばれています。

中島敦（なかじまあつし）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

右の前髪を斜めに垂らしたアシンメトリーの髪型の主人公の18歳の少年です。

孤児院を追い出され路頭に迷っている時に、入水自殺をはかる太宰治に出会い拾われ、武装探偵社で働きはじめます。

気が弱く心優しい性格で、いざという時には自らを犠牲にして周りを守ろうと行動する一面を持っています。

異能「月下獣」は、非常に大きく強い虎へと変身する能力です。

その力と回復力は作中でも上位に入り、異能を切り裂いたり、切断されてもすぐに復元するほどです。

太宰治（だざいおさむ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

自殺マニアの変人であり、武装探偵社の社員です。

美女と酒と自殺が好きで、国木田独歩に何度注意されても直す気がなく、作中でもよく言い合いをしています。

太宰治の異能「人間失格」は、「触れた異能を無効化する力」を持っており、異能者にとっては天敵とも言える異能です。

実は武装探偵社に入る以前はポートマフィアの幹部をしており、ボスである森鴎外や尾崎紅葉などの幹部、芥川龍之介や中原中也とは関わりがあります。

国木田独歩（くにきだどっぽ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

国木田独歩は、銀縁眼鏡をかけた長身で長い髪を一つに結わいたヘアスタイルをしています。

冷静沈着な性格で、予定外の出来事が大嫌いで手帳に書いたスケジュール通りに行動します。

理想がとても高く、手帳には今後の人生計画から理想の女性像まで事細かに記載されています。

異能「独歩吟客」は国木田独歩が普段から肌身離さず持ち歩いている、手帳のページに書いたことが具現化する異能です。

ただしこの異能で作り出せるものは、手帳よりも小さく国木田独歩が一度肉眼で見たことのある形状や機能を認識したものに限ります。

太宰治には度々騙されてしまい、手帳にメモするまでが流れになっています。

江戸川乱歩（えどがわらんぽ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

小柄で茶色いハンチング帽子を被っている、いつも微笑んでいる男性。

頭脳明晰で、些細なヒントから真実にたどり着ける頭脳の持ち主です。

超推理を披露する際には、福沢諭吉からもらった眼鏡をかけています。

江戸川乱歩が自分自身は特異ではないと思い込んでいたことで、周囲との齟齬に苦しんでいたところを、福沢諭吉が「お前のそれは異能だ」と言ったため、本人は異能保持者だと思っていますが、実際はただ推理力がずば抜けてよいだけで異能ではありません。

その後ポオとのゲエムで、江戸川乱歩が自分は異能者ではないことに気づいたことが明かされています。

谷崎潤一郎（たにざきじゅんいちろう）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

大きめなTシャツをラフに着こなす、18歳の元学生の男の子です。

いつも妹の谷崎ナオミと一緒におり、ナオミが危険に晒された時には行動が大胆になる程に妹に対する思いが強いです。

異能「細雪」は辺りに雪を振らせ、その雪の中をスクリーンのようにして自分や風景を投影することができます。

スクリーンに映る映像はあまりに巧妙なため、直接攻撃はできないものの、相手の不意をつくことが可能です。

宮沢賢治（みやざわけんじ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

麦わら帽子に農作業着を着た見た目はかわいらしい少年です。

異能「雨ニモマケズ」の持ち主で、その見た目からは想像もつかないほどの怪力と頑丈さを持っています。

道路標識を根こそぎ抜き、乗用車を持ち上げて振り回すだけでなく、ほとんどの打撃攻撃を受けません。

ただし、この異能は宮沢賢治が空腹の時にしか発動せず、満腹になると場所構わずどこでも寝てしまいます。

与謝野晶子（よさのあきこ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ボブカットで大きめの蝶の耳飾りをつけたハイカラな服装をした女性です。

落ち着いた話し方をしており、危険な仕事をこなす武装探偵社の専属医です。

異能「君死給勿」の持ち主で、瀕死状態であればキレイに完全回復させられる能力を持っています。

そのため医者でありながら、中途半端な怪我の治療の際には一度瀕死状態にするため「とてつもない悲鳴」が聞こえてきます。

男尊女卑や命を大切にしない人が大嫌いで、目にしたり耳にした場合には激昂します。

谷崎ナオミ（たにざきなおみ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

武装探偵社で事務員をしているロングヘアで常にセーラー服の少女です。

兄である谷崎潤一郎が大好きで仕方なく、場所選ばずに兄への愛を言葉にしています。

あまりのブラコン具合に周囲も、兄本人もたじろぐほどで本当に血縁関係があるのかは不明です。

福沢諭吉（ふくざわゆきち）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

落ち着いた風貌で和服を着た、武装探偵社の社長です。

性格も落ち着いており、仲間思いで中島敦が誘拐された時には他の依頼をそっちのけで救出を優先させるほど。

異能「人上人不造」は、異能力者の異能の出力を調整することができる能力です。

この異能があることで、中島敦や泉鏡花は自身の異能を使いこなせるようになっています。

夏目漱石先生に恩義があり、森鴎外とも何らかの関係があります。

泉鏡花（いずみきょうか）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ポートマフィアの殺し屋だった、着物に白い髪飾りで髪を2つに結っている少女です。

異能「夜叉白雪」は、殺戮に長けており、ポートマフィアの指示のままに暗殺を行ってきました。

ポートマフィアにいた時には親の形見である携帯電話を介してしか、夜叉白雪に指示を出せませんでした。

ですが、武装探偵社にきてからは、社長である福沢諭吉の異能のおかげで泉鏡花の意思で操作できる様になっています。

武装探偵社の入社試験に合格した際、自分の過去（親の死の真相）を知ることとなり、自身の両親を殺したと恨んでいた夜叉白雪と和解します。

これは泉鏡花を思う尾崎紅葉からの入社祝いでした。

読者の中では、そのかわいさから「きょうかわいい（鏡花かわいい）」と言われることもありました。

田山花袋（たやまかたい）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

元武装探偵社の社員で、芳子（よしこ）と呼ばれる布団を身にまとっている引きこもりの男性です。

異能「蒲団」は、目に見える電子機器を、触らずとも常人の数十倍の早さで操ることができる異能です。

ただし、田山花袋がリラックスしている時でないと発動できません。

女性と話すのが大の苦手で、呼吸困難を起こすこともあります。

芥川龍之介の妹である銀（ぎん）に片想いしており、芥川龍之介を「兄上殿」と呼んでいますが「誰が兄上だ殺すぞ」と言われています。

◎ポートマフィア

港湾（こうわん）都市横浜の港を縄張りにしてる凶悪マフィアです。

かなりの数の傘下団体があり、横浜の政治や経済などに大きく関係しています。

芥川龍之介（あくたがわりゅうのすけ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

黒い外套（がいとう）を身につけた無表情のポートマフィアで、元太宰治の部下でした。

現在は森鴎外直属の遊撃隊の隊長を勤めており、樋口一葉の上司でもあります。

殺戮に特化した異能である「羅生門」を扱い、国木田独歩から中島敦は「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ」と教えられるほど危険人物です。

冷酷非道な性格で、人を殺すことに何の躊躇もなく罪悪感も持ちません。

呼吸器官が弱く、咳き込み口を押さえる描写が時々見られます。

過去に太宰治が自分と銀を拾ってポートマフィアに入れてくれたこともあり、太宰治に厳しく教えられてきました。

それに対して武装探偵社では、中島敦に対して優しく接しており「私の新しい部下は、君なんかよりよっぽど優秀だよ」と言わせた中島敦に強い敵対心を燃やしています。

作中でも、太宰治に対する憧れのような感情が剥き出しな場面が多々出てきます。

樋口一葉（ひぐちいちよう）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

芥川龍之介の直属の部下である、女マフィアです。

スラっとしたスタイルとパンツスタイルが印象的ですが、異能は持っていません。

拳銃を使った戦闘が得意です。

先輩である芥川龍之介の指示に忠実で、常に役にたちたいと考えています。

芥川龍之介の妹である銀に、「お義姉さん」と呼ばせようとするなど、芥川龍之介に対する強い恋愛感情も持ち合わせています。

しかし、芥川龍之介は樋口一葉の好意には全く気づいていません。

中原中也（なかはらちゅうや）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

黒い帽子をかぶったポートマフィアの幹部で、太宰治のことを嫌悪しています。

見た目は小柄ながらも、剛力で体術がとても得意です。

異能「汚れちまつた悲しみに」は、触れたものの重力のベクトルを操作できる能力で、自分や相手、障害物などの重力を操作して戦います。

強力な技として「汚濁（おだく）」がありますが、無差別に攻撃し続けてしまうため、太宰治の異能「人間失格」がなければ死ぬまで攻撃し続けてしまうデメリットがあります。

尾崎紅葉（おざきこうよう）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

花魁のような恰好をしているポートマフィアの女幹部です。

殺傷能力の高い「金色夜叉」に指示をだし、自身は仕込み傘で戦います。

その境遇に同情し、自分に似た部分を持ち合わせる泉鏡花を特別可愛がっていました。

泉鏡花がポートマフィアから武装探偵社に行った際には、武装探偵社を恨み連れ戻そうとしますが組合の襲撃で失敗に終わります。

その後、泉鏡花が本気であり自らの意思で武装探偵社を選んだと知ると、太宰治と取引をし、入社祝いに「両親の死の真相」をまとめた書類を送りました。

梶井基次郎（かじいもとじろう）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

科学者を思わせる白衣を身につけた、中原中也の部下です。

爆弾を使い人の命を粗末に扱うマッドサイエンティストで、与謝野晶子に嫌われています。

異能「檸檬爆弾（レモネード）」は、当初は檸檬型の爆弾を作る異能力と思われましたが、実は「檸檬型の爆弾のダメージを一切受けない」という非常に珍しい異能力でした。

※理由は檸檬は美しい紡錘型（ぼうすいがた）だからでした。

夢野久作（ゆめのきゅうさく）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ポートマフィア内では「Q」と呼ばれて幽閉されていた少年です。

マフラーと白と黒の髪の毛、黒目で不気味な人形を持っています。

異能「ドグマ・マグラ」は精神破壊する能力で、異能力の中でも最も嫌がられる異能の持ち主です。

夢野久作を傷つけた人物には「呪いの受信者」としてアザが浮かび上がり、幻覚で発狂して誰彼構わず攻撃します。

この異能を止められるのは太宰治だけですが、夢野久作はなぜか太宰治を嫌っています。

泉鏡花と同じように自分の持つ望まない異能に悩む1人でした。

森鴎外（もりおうがい）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ポートマフィアの現ボスで、前ボスを殺した張本人です。

12歳以下の幼女が大好きで溺愛しているロリコンでもあり、福沢諭吉から呆れられています。

異能「ヰタ・セクスアリス」で作り出したエリスを本人曰く妻としています。

相手の行動や考えを予測し、常に裏をかく動きで効率よく目的を達成する頭脳の持ち主でもあります。

織田作之助が死ぬ原因を作ったキャラクターでもあります。

エリス

（引用：アニメ「文豪ストレイドッグス」第2シーズン18話）

森鴎外の異能であるヰタ・セクスアリスで作られた、金髪ロングヘアで真っ赤なドレスを着た小さな女の子です。

森鴎外のことを森鴎外の本名である「リンタロウ」と呼んでいます。

本当は森鷗外に対して優しくしたいものの、本人の希望で厳しくあたっています。

見た目はさながら戦闘能力も高く、無造作に大きな注射器を作り相手に投げつけて攻撃します。

織田作之助（おださくのすけ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

亡くなった坂口安吾と太宰治のバー「Lupann（ルパン）」の飲み仲間であり、故人です。

太宰治からは、「織田作（おださく）」の愛称で呼ばれていました。

4年前に森鴎外が仕掛けたミミックとの抗争で命を落とし、死に際に太宰治に伝えたある言葉がキッカケとなって太宰はポートマフィアを抜けていきます。

異能「天衣無縫」は、5秒以上6秒以内の未来を予知できます。

ただし、未来で罠にかかるのがわかっていても既にかかっている場合は避けられません。

蘭堂（らんどう）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ポートマフィアの幹部で、森鴎外を慕っています。

極度の寒がりでいつもマフラーとイヤーマフをしていますが、それでも寒いと言うほどの寒がりです。

アニメでは第3シーズン第26〜28話に登場。

まだ異能は出てきていません。

銀（ぎん）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式Twitter）

黒蜥蜴のメンバーで、普段は口元を隠し髪を後ろに束ねています。

実は芥川龍之介の妹で、素顔はとても美人な少女です。

暗殺部隊「黒蜥蜴」の一員で、異能はないものの戦闘能力に長けています。

彼女の私服をみた田山花袋からは、「黒髪の撫子」と呼ばれるほどです。

坂口安（さかぐちあんご）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

メガネをかけてスーツを着ている落ち着いた雰囲気の男性です。

織田作之助と太宰治とは、バー「Lupann」での飲み仲間で旧友です。

昔は森鴎外直属の諜報員でしたが、今は内務省異能特務課の参事官補佐をしています。

異能「堕落論」は、モノに残った記憶を読み取る能力です。

様々な機密機関の秘密情報を知っていますが、どんな拷問でも絶対に口を割らないメンタルの強さの持ち主でもあります。

種田山頭火 （たねださんとうか）

（引用：アニメ「文豪ストレイドッグス」第2シーズン25話 ）

坊主で丸メガネで関西弁で話す、内務省異能特務課の長官です。

異能「鉄鉢の中へも霰」は、自分の近くで発動された異能の能力を瞬時に察知する能力で、この異能を武器に自身も戦いの場に出ることもあります。

◎組合（ギルド）

組合は、北米を拠点とする異能集団です。

膨大な資金力と異能力を持ち、人々に恐れられていました。

フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

整った顔立ちでスタイルがいい組合の団長です。

能力で評価する能力至上主義者でもあります。

異能「華麗なるフィッツジェルラルド」は、消費した金額分だけ自分の身体能力を強化できる能力です。

過去に娘を失くしたことを受け入れられず、ずっと海外に留学していると妄想している妻・ゼルダを気にかけており、横浜にあると言われている「本」で娘を生き返らせようと考えていました。

ルーシー・モード・モンゴメリ

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

赤い三つ編みでおさげの髪型とそばかすが印象的な女の子です。

話をする際には、歯列矯正器具が見えます。

組合の任務に失敗してメイドとして働いていたところに、組合に捕まった中島敦がきた際、お互いの境遇を知り和解します。

ツンデレな性格で中島敦に対して好意を持っていますが、中島敦の鈍感さもあり全く気づかれていません。中島敦と同居している泉鏡花に対して敵対心があるものの、仲良しでもあります。

組合が無くなってからは、武装探偵社が入るビルの1階にある喫茶店で働き始めました。

ジョン・スタインベック

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

組合メンバーでハンチング帽を被った少年です。

普段はラヴクラフトと一緒に行動することが多く、コミュニケーションも取れています。

組合に入っている理由は、田舎で暮らしている家族の生計を立てるためで、特に妹を可愛がっています。

異能「怒りの葡萄」は、葡萄の種子を対象となる相手に植えつけて、感覚を共有する能力です。

自分に植え付けて枝や根を操作することもできます。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

いつも気怠そうな雰囲気の長い髪の毛と落ち窪んだ目が印象的な男性です。

本人は息をするのもめんどくさく、4年ぶりに任務のために家から出ました。

タコのような触手を持ち、背中には触手でできた羽のようなものが生えます。

異能かと思いきや、太宰治の人間失格でも無効化されなかったり、組合が解散した後は「眠い」と言って海に消えていくなど多くの謎を持ったキャラクターでもあります。

ナサニエル・ホーソーン

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

見るからに教会の牧師のような黒衣を身につけたメガネの男性です。

異能「緋文字」は、自分の血液を文字にして操る能力で、敵を縛ったり攻撃したり、防御ができます。

梶井基次郎との豪華客船での戦闘の際に、合流した芥川龍之介の攻撃でピンチに陥るも、ミッチェルに助けられました。

組合が解散した後は、自分を庇い意識不明になったミッチェルを治すことを条件にドストエフスキーに勧誘されます。

マーガレット・ミッチェル

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

見た目は気品溢れる淑女のようですが、とてもプライドの高い女性です。

落ちぶれた実家を救うために組合に入っており、普段の高慢な態度は気を張っているからでした。

異能「風と共に去りぬ」は、風を操り物質を風化させる能力です。

人間であれば、ミイラにできます。

豪華客船での芥川との戦いで、意識が戻らないほどの攻撃を受けて戦線離脱しています。

マーク・トウェイン

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

胸元が大きく開いたシャツをきた組合の狙撃手です。

任務のことを「ゲーム」や「狩り」と言っており、自分の負けがわかるとあっさりと引き下がります。

異能「ハック・フィン&トム・ソーヤ」は、弾丸に小さな異能生命体ハック・フィンとトム・ソーヤを憑依させて的中させる能力です。

どんなに離れた距離であっても確実に狙え、ハック・フィンとトム・ソーヤを憑依させた弾丸で偵察することも可能です。

ハーマン・メルヴィル

（引用：アニメ「文豪ストレイドックス」第2シーズン24話）

白髪にサンタクロースのような口髭が印象的な、組合の横浜遠征メンバーの一人です。

異能「白鯨」は、空中に浮遊する白いクジラを作り出し操作する能力ですが、今回は組合の空中要塞として改造されています。

そのため、ハーマンがいなくても操作ができるようになりましたが、本人は気乗りしていませんでした。

エドガー・アラン・ポオ

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ペットのアライグマ・カールといつも一緒にいる、前髪が鼻の辺りまである組合の設計者長です。

異能「モルグ街の黒猫」は、読者を小説の世界に引き摺り込む能力です。

小説内で異能は使えなくなりますが、小説内で受けたダメージは現実世界に戻ると完全回復されてしまうデメリットもあります。

カールだけは自分の仲間だと信じていますが、噛み付かれたり、頭を殴られたりと、実際にはどうなのか疑問に思う部分もあります。

江戸川乱歩とはちょくちょく、推理ゲームを楽しんでいます。

ルイーザ・メイ・オルコット

（引用：アニメ「文豪ストレイドックス」第2シーズン19話）

丸メガネが印象的な気弱で物静かな少女です。

人に話しかけるのも話しかけられるのも苦手で、真っ赤になってしまいます。

異能「若草物語」は、個室で考え事をする時のみ時間経過が通常の八千分の一になる能力です。

この異能と、持ち前の頭脳とリサーチ力から、ギルドの参謀も務めます。

しかし、どうしても長編になってしまい、フィッツジェルラルドを困らせています。

フィッツジェルラルドが中島敦と芥川龍之介に敗れ行方不明になった時には、ひとりで探しに行き、自信喪失したフィッツジェルラルドを励ましました。

◎新生組合（しんせいギルド）

旧組合の団長であったフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドが、内務省を買収するために作った新しい組織です。

フョードル・ドストエフスキー

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

ロシア帽を被り、不気味な笑顔を浮かべ敬語を使う男性です。

貧弱な貧血体質で、爪や指をかじる癖があります。

滑稽な性格をしていて、ものへの関心をあまり持ちません。

異能「罪と罰」の能力は、アニメではいまだに判明していませんがマインドコントロールではないかと読者に囁かれています。

イワン・ゴンチャロフ

（引用：アニメ「文豪ストレイドッグス」第2シーズン37話）

頭に巻いた包帯と長く伸びる長髪の持ち主です。

ドフトエフスキーの狂信者であり、彼の命令なら「自分の頭の皮を剥ぐのも厭わない（いとわない）」と宣言するほど崇拝しています。

アニメでの出演シーンはまだ少ないものの、第4シーズンで不明な部分が明らかになっていくであろうキャラクターです。

◎その他

夏目漱石（なつめそうせき）

（引用：アニメ「文豪ストレイドックス」第3シーズン36話）

見た目は口髭を生やした初老の男性ですが、神出鬼没な上、いつどこにいるのかは誰も知りません。

ポートマフィアのボス・森鴎外も、武装探偵社の社長・福沢諭吉も頭が上がらない人物です。

異能「吾輩は猫である」は、三毛猫に姿を変えることができる変身能力です。

織田作之助に小説家になるきっかけを与えた人物でもあり、田山花袋とも面識があります。

アンドレ・ジイド

（引用：アニメ「文豪ストレイドックス」黒の時代15話）

異能犯罪組織ミミックの司令官の軍人です。

軍人として死ぬために同胞たちと放浪し、戦う場所を探し歩いていました。

ジイドの異能「狭き門」は、数秒先の未来を予測できる能力です。

森鴎外は、この異能に対抗できるのは織田作之助の異能「天衣無縫」しかないと情報を流し戦わせ、邪魔者を始末しました。

出演場面は少ないものの、作品の中で主要キャラクターである太宰治のその後の人生に大きな影響を与える出来事に関係しているキャラクターです。

澁澤龍彦（しぶさわたつひこ）

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドックス」公式サイト）

白い髪と赤い目が印象的な、映画「文豪ストレイドッグスDEAD APPLE」に出てくるキャラクターです。

異能者連続殺人犯の容疑者とも言われ、6年前に横浜で起こった抗争の戦犯だと言われています。

異能「ドラゴニア・ルーム」は、霧を発生させその霧に触れた異能者の異能を結晶化する能力です。

結晶化された異能は使用不可能になる上、結晶化した異能を異能力者の異能へ取り込まれると結晶自体を破壊しない限り異能が異能者を攻撃します。

自分の異能に殺された場合、異能は結晶化して澁澤の元に集まりコレクションされます。

とてもややこしい異能ですが、異能者にとっては厄介な能力と言えます。

「文豪ストレイドッグス（文スト）」とは

「文スト」は、原作・朝霧カフカ（あさぎりかふか）先生と、作画・春河35（はるかわさんご）先生による異能アクションバトル漫画です。

現代横浜を舞台に、中島敦・太宰治・芥川龍之介といった文豪たちが繰り広げる異能アクションバトルが描かれており、ノベライズやアニメ化など、様々なメディアミックスも展開されています。

漫画「文スト」について

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漫画「文スト」は、月刊漫画雑誌「ヤングエース」にて2012年より連載中のマンガ作品です。

単行本は2023年1月現在23巻まで発売中。

シリーズ累計発行部数は1200万部を突破しています。

本作はスピンオフ作品も多く登場しており、公式ギャグスピンオフ「文豪ストレイドッグス わん！」はアニメ化もされています。

・文豪ストレイドッグス

原作：朝霧カフカ先生
作画：春河35先生
巻数：既刊23巻

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・文豪ストレイドッグス わん！

原作：朝霧カフカ先生

漫画：かないねこ先生

キャラクター原案：春河35先生

巻数：既刊10巻

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・文豪ストレイドッグス DEAD APPLE
原作：文豪ストレイドッグスDA製作委員会
作画：銃爺先生
巻数：既刊3巻

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・文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人 VS. 京極夏彦

原作：朝霧カフカ先生

漫画：泳与先生

キャラクター原案：春河35先生

巻数：既刊2巻

Amazonで購入

 

 

・文豪ストレイドッグス BEAST

原作：朝霧カフカ先生

漫画：星河シワス先生

キャラクター原案：春河35先生

巻数：全4巻

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・文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳

原作：朝霧カフカ先生

漫画：星河シワス先生

キャラクター原案：春河35先生

アニメ「文スト」について

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト）

アニメ「文スト」は、2016年4月に第1シーズンが全12話で放送されました。

その後第2シーズンが同年10月〜、第3シーズンが2019年4月〜放送。

第4シーズンが2023年1月より放送中です。

アニメ制作会社はボンズが担当しており、最新の第4シーズンまで監督や音響監督、アニメ制作会社などメインスタッフは変わらずに制作されています。

アニメシリーズは全シーズン通して話数がカウントされています。

ですが、全話で本編が描かれているわけではなく、第2シーズンの第1話にあたる第13話〜第16話までは小説「太宰治と黒の時代」を映像化した「黒の時代」編を放送。

第3シーズンは、劇場版の入場者特典である小説「太宰、中也、十五歳」を映像化した「十五歳」編を全3話で描いたあと、第4話（第29話）から本編がスタートしました。

TVアニメ「文豪ストレイドッグス」第4シーズン PV第1弾

スピンオフアニメ「文豪ストレイドッグス わん」について

（引用：TVアニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト）

公式ギャグスピンオフ漫画「文豪ストレイドッグス わん」もアニメ化されており、2021年1月〜3月までの期間放送されました。

全編を通してキャラクターたちは等身の低いミニキャラ（SDキャラ）で描かれています。

TVアニメ「文豪ストレイドッグス わん！」 PV

劇場アニメ（劇場版）について

（引用：｢文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」公式サイト）

TVアニメ第2シーズンの放送後、映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE（デッドアップル）」が2018年3月に公開されました。

公開当初は全国74館で上映されましたが、後に上映館が拡大されていき、最終的には4DX含め170館以上で上映。

興行収入は5億5000万円を記録しました。

本作は、原作者・朝霧カフカ先生協力によるオリジナルストーリーが描かれ、その後コミカライズ・ノベライズもされています。

【「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」あらすじ】

はじまりは、6年前。
あらゆる組織を巻き込み血嵐吹き荒れた
88日間の「龍頭抗争」は、
ヨコハマ裏社会史上最多ともいわれる
死体の山を積み上げることとなった。
ポートマフィアの盟友である中原中也とともに
その死線をくぐり抜けた太宰治が、
亡き〝友〟の言葉を懐いて
ボス・森鴎外と決別し、新たな場所に己の生を見出したのは、
それから2年後のことである。

福沢諭吉の理念のもと創設された武装探偵社は、
新たに中島敦、泉鏡花を社員に迎え入れ
騒がしくも平穏な日常を過ごしていた。
しかし、そのころ世界各国では異能力者が相次いで
自殺する怪事件が発生。なんと500人を越える
異能力者たちが、自らの力により命を断っていたのだ。
現場には、いずれも不可解な「霧」が発生していたという。
内務省異能特務課は、一連の事件を「異能力者連続自殺事件」と命名。
坂口安吾より依頼を受けた武装探偵社は、
事件への関与が疑われる男の確保へ乗り出す。
対象の名は、澁澤龍彦。
「コレクター」と呼ばれる、謎に包まれた異能力者だった。
なんらかの思惑を持ちヨコハマに潜伏する澁澤であったが、
そこには、さまざまな事件に暗躍する
魔人・フョードルの姿が見え隠れし……。
ヨコハマの街が、恐ろしい悪夢に飲み込まれようとしていた。

異能力者たちに次々と襲い掛かる、かつてない強敵。
そんななか、太宰が消息を絶ってしまう。
国木田独歩の指揮下「首謀者の排除」という厳命を受けた敦は、
鏡花をともない敵の居城へと走る。
だがそこへ立ちふさがる、ポートマフィアの芥川龍之介。
宿敵・芥川が告げた、敦の思いもよらぬ真実とは？
また同じころ、中也は仲間を失った
過去の悔恨を胸に仇と対峙していた……。

退屈した世界に終止符を打つがごとくあらわれた澁澤、
闇にうごめくフョードル、そして、霧に消えた太宰。
先の見えない霧闇のなか、古き過去より絡み合う
因縁の赤い糸が紡ぐ物語の行方は――

文豪ストレイドッグス DEAD APPLE 1巻（Amazonで購入）

映画｢文豪ストレイドッグス DEAD APPLE（デッドアップル）｣本予告